20170215 国際夜行列車でウズベキスタンからカザフスタンへ その3 国境通過編

国際列車でウズベキスタンからカザフスタンへ国境を通過編します




列車の中で書類を準備、カザフスタンの入国カードと

ウズベキスタンの税関申告書、入国時から保管しておいたものと、出国用に記入したものをセットで提出

国際列車はタシケントで時間調整をしたのちに国境へ。

停車中の車内で一切の手続きが完了するシステムは、以前経験した中国・北朝鮮国境と全く同じシステム。旧共産圏で共通のシステムなのだろうか?まずは出国手続きでパスポートが回収、続いて税関検査の職員が乗り込んでくるのだが、これが厳しい。
ウズベキスタンは共産主義・社会主義経済から緩やかに資本主義経済への計画的に移行を行っているの途中であり、すでに資本主義自由経済へ移行した周辺諸国との価格格差が激しい。食料品などの計画経済に基づく統制物価の商品においてはなおさらである。そのため、非常に物品の持ち出し規制が厳しい。列車で移動する市民はコメなど、価格が安いが輸出禁止である物を多量に持ち出そうとして税関でトラブルとなる。
私もパソコンにつて根掘り葉掘り聞かれたが、同室の親子は大量の超過があったので、全ての物品を床にぶちまけられ検査されていた。オパ(おばちゃん)の○○なんて見たくないものも大量に、逆セクハラだ!(ちゅらいりーなくず(かわいい女の子)ならいいのか、いやそんなわけない)税関検査は時間を大幅に時間を超過し、スタンプが押されたパスポートが戻ってきて発車。

国境を越えてカザフスタンへ。カザフスタンの入国手続きは入国管理官にパスポートを預け、その際に本人確認→税関検査員が乗ってきて荷物を開けて見せる→入国管理官がスタンプを押したパスポートを返してくれるという流れであっさり終了。同じシステムでもスムーズさが全然異なる。これが体制の差なのかというのが第一印象。列車でもらって出した入国カードはビザ免除プログラム該当者は違う書式らしく、新しいカードに入管職員さんが書き直してくれていた。気の利いたサービス。列車での国境越えは乗ってるだけで楽だけど、その間部屋に座りっきりで6時間トイレに行けないのは厳しいね。

カザフスタンに入ると物売りがどんどん乗ってきて、各駅間で車内販売を行う。中には両替商も、しかしスムをゴミくずのような価格で無理やり買いたたこうとするのでガン無視、私はウズベクに戻るからまた必要なのに。夕食に巨大なマントウのようなものを購入する250テンゲ(約107円)。温かくておいしい。